短期集中ダイエットは危険!勧められない理由を解説

10日間ダイエット

多くの人が早く痩せたい!と考えて、短期間ダイエットにチャレンジすることが増えています。もちろん、日にちが決まっている写真撮影や、大切なデートなど、短期間で痩せたい場合もあると思います。しかし、そのようなダイエットは健康に深刻な影響を及ぼす可能性があるだけでなく、リバウンドすることを考えると好ましい方法ではありません。当店にご相談に来られる方の中には、短い期間で痩せたいという方もいらっしゃいますが、どうしようもない理由がある場合はご希望にお応えしますが、基本的には短期間でのダイエットはおすすめしていません。この記事では、短期間ダイエットを勧めない理由について詳しく解説していますので是非お読みください。

目次

健康への危険性

インターネット上で紹介されている短期間ダイエットを調べていますと、急激なカロリー制限や食品の制限を主なアプローチとすることがほとんどです。これによって、体が必要とする栄養素の供給が不足する可能性があります。健康に必要なビタミン、ミネラル、蛋白質などが不足すると、免疫力の低下や栄養不良のリスクが高まります。栄養バランスが崩れることで、健康問題が引き起こされる可能性があるため、極端な食事制限は行うべきではありません。

筋肉の減少と基礎代謝の低下

短期間ダイエットにおいては、急激なカロリー制限により体重を落とすことが主な目標とされます。しかし、このアプローチでは筋肉量の減少を伴います。体内のエネルギー源として筋肉が利用されると、体重は減少するかもしれませんが、同時に筋肉量も減少させてしまいます。筋肉量の減少は基礎代謝の低下をもたらし、このことがリバウンドの原因となります

基礎代謝の低下

緩やかで持続的なダイエットに比べ、極端なダイエットは上述した通り筋肉量を減らしてしまいます。筋肉が減ると、安静時のカロリー消費量である基礎代謝量が下がりますから、後で体重が増えることになるわけです。このことはすでにさまざまな研究結果として報告されていることですので、正しい知識として覚えておく必要があります。

心理的なストレスと食事障害のリスク

短期間ダイエットは、制限的な食事や食品の摂取量のコントロールを要求するため、ストレスや不安を引き起こすことがあります。また、急激な体重変化は自己評価に悪影響を及ぼす可能性があり、食事障害や過食症のリスクを増加させる可能性もあります。健康なダイエットは、身体だけでなく心の健康も考慮する必要があります。

リバウンド

短期間ダイエットは、一時的な成果に焦点を当てたアプローチであり、その結果は一過性であると考えておくべきです。極端に我慢した食べ物の制限をその先も一生続けられるでしょうか?また、これまで述べてきたように筋肉量の低下が基礎代謝を低下させるのでリバウンドしやすい状況にあることに加え、極端なカロリー制限は、身体が飢餓状態になった!と勘違いをさせてカロリーを蓄えようとする身体へと変えてしまいます
その結果として、ダイエットを終えた後に元の体重やそれ以上の体重を取り戻すリバウンドのリスクを高めることにつながります。

まとめ

短期間ダイエットは、見かけ上の結果に引き寄せられる誘惑があるかもしれませんが、その方法は健康とリバウンドのリスクを犠牲にした方法です。健康的な体重管理と持続的な健康への取り組みのためには、栄養バランスの取れた食事、運動、健康的な生活習慣を長期間にわたって取り入れることが重要です。短期間ダイエットではなく、健康的で一生続けられる方法を学ぶことが大切だと私たちは考えています。

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